-風と雨と自由-

40過ぎてバイクに乗り始めたオヤジの独り言です。w

自然エネルギー

今日昼間の番組(みやね屋だったかな?)で反原発集会が取り上げられていました。
作家の大江健三郎さんが「日本中の原発は今すぐ止めなきゃならん」と言っていましたが、いきなり原発を止めたら日本の電力はどうなるんでしょう?

火力発電所の稼動を増やす?
確かに火力発電所稼働率は4割程度で6割に増やせば原発分を賄えると言うような話を聞いたことがあります。
しかし、その為のコスト増はどうするんでしょう?二酸化炭素削減の問題も有ります。

個人的には二酸化炭素増によっての地球温暖化には懐疑的なほうですが、反原発の人たちは二酸化炭素増にもうるさそうです。w

そうすると今流行の自然エネルギーでしょうか?
しかし、自然エネルギーによる発電と言うのは安定供給の面から言うとどうなのでしょう?
流行の太陽光発電ですか?
メガソーラーとか容量の大きいものも作られています。
雲ひとつ無い晴天であればメガソーラーですが、雲がかかるとどうなんでしょう?

一般家庭に設置される太陽光発電で、雲がかかっていない晴れ間であれば4kwや5kw発電するシステムも、いざ雲が掛かると3分の1や4分の1に発電量が落ちてしまいます。
一般家庭であればそれでもいいでしょう。足りない分は電力会社より供給(買電)されます。

でも、供給側はそうはいきません。
雲がかかったからといって停電にでもなったら大変です。
雨や雪が降ったらそもそも発電しません。w

バッテリーですか?
何日分の電気が溜められれば安心できるのでしょうか?
そんなバッテリーあるんでしょうか?

自然エネルギー発電と火力発電の同時利用も考えられますが、今日は晴れだから火力発電所お休みとか雨だからフル稼働とか、そんなにきめ細かく動かしたり止めたりできるんでしょうか?


いずれ小さくて凄く容量の大きい、しかも安価なバッテリーが開発されれば自然エネルギーが安定電力となる日が来るかもしれませんが、それはいつのことでしょうか?
電気自動車の開発が進み、それに伴いバッテリーの技術が進めばそう遠くないのかもしれませんが・・・・


反原発自然エネルギー推進が必ずしもイコールでは無いのでしょうが、よもや止めた後のことを何も考えずに主張しているわけでもないでしょう。

反原発を主張するのは良いとしても、その為にどんことが必要になるのか、それは現実的なのか、どのようなコストが掛かるのかもよく考えて欲しいと思います。

事故が起きたときの放射能漏れは確かに大変ですが、今回の福島原発でも放射能で死んだ人はまだ一人も居ないのですから。



ちなみに、今回の反原発デモの報道で、世界ではこんなデモが行われているという紹介がされていましたが、なぜか自分達の住んでいる国内で起きている「フジテレビに対するデモ」はまったく紹介されませんでした。w